
西濃地域ならではのお盆の風習「お墓の紅白提灯」
お盆になると、西濃地域のお墓には紅白の提灯が並び、とても華やかな風景が広がります。
私たちにとっては昔から見慣れた風景でも、実は全国どこでも見られるものではないのです。
そのことをご存じでしたか?
この風習は全国共通ではなく、岐阜市を中心に、西濃地方や中濃地方の一部に受け継がれている地域独自のお盆の文化といわれています。
美濃地方に残る珍しい風習
岐阜提灯は、江戸時代中期から岐阜市周辺で発達した伝統工芸です。美濃和紙と竹を使った美しい提灯は全国へ広まりましたが、「お墓に紅白の提灯を立てる」という風習は、美濃地方を中心に今も受け継がれています。
そのため、この紅白提灯は、地域ならではの民俗文化として大切に守られてきたものと考えられています。
なぜ紅白なのでしょうか?
実は、その由来を明確に記した史料は見つかっておらず、はっきりとした起源は分かっていません。
しかし、江戸時代には紅白は「お祝い」だけでなく、「神仏への奉納」「祭礼」「清浄」を表す色としても用いられていました。
このことから、民俗研究者や郷土史家の間では、 「ご先祖様を晴れやかにお迎えするために紅白の提灯を飾るようになったのではないか」 という説が語り継がれています。
もちろん、これは伝承の一つであり、定説ではありません。それでも、地域の人々がご先祖様への感謝の気持ちを込めて受け継いできた風習であることは間違いないでしょう。
初盆のお墓には白提灯も
また、初盆(新盆)を迎えるお墓には、紅白提灯とは別に白提灯を飾る風習があります。
白提灯は、初めてお盆を迎える故人への目印として、ご先祖様をお迎えする大切な意味が込められています。
紅白提灯と白提灯が並ぶお墓を見ると、「地域の人々がご先祖様を大切に思う心」が今も受け継がれていることを感じます。
地域の宝として、これからも
お盆の時期に東海道本線に乗って西濃地域を通ると、墓地に並ぶ紅白提灯が目に入り、「こんな風景は初めて見た」と驚かれる方も多いそうです。
長年、この地域で当たり前に続いてきた風習も、実は全国では珍しい文化です。
こうした地域ならではのお盆の景色は、ご先祖様を敬う心とともに、先人たちから受け継がれてきた大切な文化遺産ではないでしょうか。
これからも、この美しい風景が西濃の地で受け継がれていくことを願っています。
「あなたの地域では、どんなお盆の風習がありますか?」
☘️当店は
仏事コーディネーターのいるお店です☘️
仏事など、ご不安に思われること、分からないことがありましたら、お気軽にご相談ください。
私たち仏事コーディネーターが承ります
大垣 永楽屋 / 本店
〒503-0856 岐阜県大垣市新田町3-10
TEL:0584-89-9800
FAX:0584-89-9801
メール:honten@obutudan.co.jp
営業時間:9:00〜18:00
営業 上野